下痢

こんな症状はありませんか?

下痢
  • 突然の激しい下痢がある
  • 下痢が数日間続いている
  • 下痢と共に腹痛がある
  • 血液や粘液が混じった下痢がある
  • 下痢と便秘を繰り返す
  • 夜間に下痢で目が覚める
  • 食事の後に必ず下痢になる
  • ストレスを感じると下痢になりやすい など

下痢が続く際に考えられる病気

一時的な下痢は、食あたりやウイルス性胃腸炎などが原因であることが多く、通常は数日で改善します。しかし、以下のような場合は注意が必要です。

  • 症状が1週間以上続く
  • 頻繁に繰り返し起こる
  • 激しい腹痛や発熱を伴う
  • 便に血が混じる
  • 急激な体重減少がある など

 

このような症状がある場合は、消化器の重大な病気の可能性もあります。放置によって症状の悪化を招く可能性もあるため、お早めに板橋区仲宿にある胃と腸の板橋へご相談ください。

感染性胃腸炎(食中毒)

細菌やウイルスに汚染された食品や水を摂取することで発症します。主な症状は突然の下痢、腹痛、嘔吐、発熱です。病原体が腸管の粘膜を刺激し、水分の吸収が十分に行われなくなることで下痢となります。病原体が体内から排出されることで症状が軽快するので、通常は数日で改善しますが、その間は下痢による脱水にも注意が必要です。

急性胃炎

胃の粘膜に急性の炎症が起こる疾患です。主な症状は上腹部痛、吐き気、嘔吐ですが、下痢を伴うこともあります。また、胃の運動機能が低下することで、消化不良が生じ、それが下痢の原因となることもあります。

過敏性腸症候群(IBS)

腸管の機能異常により、腹痛や便通異常が慢性的に続く機能性疾患です。下痢型、便秘型、両者が交互に起こる混合型があります。腸管の過敏性や運動機能の異常により、腸のぜん動運動が亢進し、水分の吸収が不十分になることで下痢が起こり、ストレスや食事が症状を悪化させることがあります。

虚血性腸炎

動脈硬化の進行などによって腸管への血流が一時的に低下することで発症する大腸の病気で、主な症状は突然の腹痛と下痢、血便です。血流低下により腸管粘膜が障害され、その修復過程で下痢が起こります。症状は一過性であるものの、激しい症状が現れることが多いです。

大腸ポリープ・大腸がん

大腸ポリープは通常無症状ですが、大きくなると出血や便通異常の原因となることがあります。大腸がんの初期症状は乏しいですが、進行すると便秘や下痢、血便などの症状が現れます。腫瘍が腸管を刺激することでぜん動運動が亢進し、下痢が起こります。また、腫瘍からの出血や粘液分泌も下痢の原因となります。

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)

腸管に慢性的な炎症が起こる疾患群で、代表的なものに潰瘍性大腸炎とクローン病が挙げられます。主な症状は慢性の下痢、血便、腹痛です。消化管の炎症により腸管粘膜が障害され、水分の吸収が妨げられることで下痢が起こります。