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腎臓病とは?

腎臓は体内の老廃物を排出し、全身の水分やミネラルのバランスを調整しています。何らかの理由で腎臓が障害を受け、その機能が低下する疾患を総称して腎臓病と言います。主に腎臓の濾過装置である糸球体や尿細管が障害を受けることで起こるのですが、低下した腎機能は回復しないことが多く、長期間にわたって進行するものを慢性腎臓病(CKD)と言います。
腎臓は障害を受けても、進行するまで自覚症状がほとんど現れないため、症状から腎臓病の早期診断につなげるのは困難です。定期的な健康診断が早期診断の鍵となります。
腎臓病と腎不全
腎臓病が進行して、正常な腎機能が失われている状態を腎不全と言います。腎不全は、症状の進行の程度によって急性腎不全と慢性腎不全に分けられます。
※当院では、透析や移植を行っていないため、腎不全の方の診療を行うことはできません。
腎臓病の原因
腎臓病の原因は様々ですが、主なものには以下が挙げられます。
糖尿病関連腎臓病
糖尿病を原因として発症し、重症化を防ぐ治療が必要です。
(高血圧性)腎硬化症
高血圧による動脈硬化を原因として発症し増悪します。
慢性糸球体腎炎等
IgA腎症、膜性腎症、巣状分節性糸球体硬化症等の継続診療も可能です。
※紹介状が必要です
多発性のう胞腎
腎臓に多数ののう胞ができる病気です。のう胞が大きくなるにつれて正常な腎組織を圧迫し、徐々に腎機能が低下していきます。
腎臓病の検査
腎臓病の診断、および経過観察では、以下の検査を行います。症状のない腎臓病の診断のためには、定期的かつ的確な検査が、診断に大切な糸口となります。
尿検査
尿たんぱく、血尿の有無を調べます。
血液検査
血清クレアチニン(Cre)、推定糸球体ろ過量(eGFR)、血中尿素窒素(BUN)、電解質(ナトリウム、カリウム)などを測定します。
画像検査
超音波で腎臓の形態を観察します。
腎臓病の治療
腎臓病の治療は、原因疾患や進行度に応じて行っています。