腎臓病にお悩みの方は、板橋区の腎臓内科「胃と腸の板橋仲宿内科」まで

腎臓病

腎臓病とは?

腎臓病とは?

腎臓は体内の老廃物を排出し、全身の水分やミネラルのバランスを調整しています。腎臓が障害を受ける疾患を総称して腎臓病と言います。
きっと、あまり聞いたことのない腎臓病について皆様に少し知っていただきたいことがあります。珍しい病気でしょうか?「いいえ」、珍しくはないのです。日本の成人の5人に1人が腎臓病であることがわかっており、比較的身近な病気なのです。その一方で、進行するまでほとんど症状が現れません。
では、症状がないから放っておいていいのでしょうか?実は違います。腎臓病があると、心臓病や脳卒中の危険が高まってしまうことが明らかになっています。(慢性腎臓病(CKD)の項をご参照ください

早期診断で腎臓病リスクは下がります

では、どうすればいいのでしょうか?定期的な検査が早期発見のための大事な糸口です。尿検査で蛋白尿や血尿が見つかったり、血液検査で腎機能の低下を指摘されたりした場合は、たとえ自覚症状がなくても、ぜひ当院へお早めにご相談ください。早期に診断をすれば確実に治療をすることができます。

腎臓病と腎不全

腎臓病が進行して、正常な腎機能が失われている状態を腎不全と言います。腎不全は、症状の進行の程度によって急性腎不全と慢性腎不全に分けられます。

※当院では、透析や移植を行っていないため、腎不全の方の診療を行うことはできません。

腎臓病の原因

腎臓病の原因は様々ですが、主なものには以下が挙げられます。

慢性腎臓病(CKD)

腎臓病とは?

慢性腎臓病とは、腎臓の働きが健康な人の60%未満に低下する(数値で表すとGFRが60未満 ※)か、あるいはタンパク尿が出るといった腎臓の異常が続く状態を言います。症状は大部分の場合ございません。しかし、症状が無くても、心筋梗塞や脳卒中の重大な危険因子です(図参照)。

これらの異常を健診で指摘された場合、その他、腎臓病の家族歴がある方、風邪をひいたときに赤や褐色(コーラ色)の血尿が出る場合にも、迷わず当院を受診してください。
現在、治療法が明らかにされ、有効な治療薬も開発され使用できますので、一緒にしっかり治していきましょう。

※…年齢と性別と、採血でのクレアチニン値がわかればこちらのサイトで計算できます→https://j-ka.or.jp/ckd/check.php

糖尿病関連腎臓病

糖尿病を原因として発症し、重症化を防ぐ治療が必要です。

(高血圧性)腎硬化症

高血圧による動脈硬化を原因として発症し増悪します。

慢性糸球体腎炎等

IgA腎症、膜性腎症、巣状分節性糸球体硬化症等の継続診療も可能です。
※紹介状が必要です

多発性のう胞腎

腎臓に多数ののう胞ができる病気です。のう胞が大きくなるにつれて正常な腎組織を圧迫し、徐々に腎機能が低下していきます。

現在、一部の遺伝性の多発性のう胞腎に有効な治療薬も使用できるようになってきており、当院でも治療を行っていきます(多発性のう胞腎の、認定医資格も有しています)。

遺伝性腎疾患

多発性のう胞腎のほかにも、ミトコンドリア病、アルポート症候群、常染色体顕性(優性)遺伝性尿細管間質性腎疾患(ADTKD)などの様々な遺伝性腎疾患の診断そして治療を行います。これまでも日本全国からの依頼・相談を受けて、診療を行ってきました。今後も大学病院と連携して診療を行っていきます。
ご家族・親戚に腎不全(透析や腎移植)となった方が複数人いらっしゃる方は本疾患の可能性がありますので、ぜひご相談ください。

ミトコンドリア病参考サイト

参考1 参考2 参考3

腎臓病の検査

腎臓病の診断、および経過観察では、以下の検査を行います。症状のない腎臓病の診断のためには、定期的かつ的確な検査が、診断に大切な糸口となります。

尿検査

尿たんぱく、血尿の有無を調べます。

血液検査

血清クレアチニン(Cre)、推定糸球体ろ過量(eGFR)、血中尿素窒素(BUN)、電解質(ナトリウム、カリウム)などを測定します。

画像検査

超音波で腎臓の形態を観察します。

腎臓病の治療

腎臓病の治療は、原因疾患や進行度に応じて行っています。