- HOME>
- 吐き気・嘔吐
こんな症状はありませんか?

- 突然の吐き気や嘔吐がある
- 食事と関係なく吐き気が続く
- 吐き気と共に頭痛がある
- 吐き気と共に腹痛がある
- 吐いた物に血が混じっている
- めまいや冷や汗を伴う吐き気がある
- 食後に決まって吐き気や嘔吐がある
- 朝起きた時に吐き気を感じる など
吐き気・嘔吐がある際に考えられる病気
吐き気は様々な原因で起こる可能性がありますが、その多くは消化器疾患が原因と考えられます。一時的な吐き気や嘔吐は、ウイルス性胃腸炎や食あたりなどが原因であることが多く、通常は数日で改善しますが、以下のような場合は注意が必要です。
- 症状が1週間以上続く
- 頻繁に繰り返し起こる
- 激しい頭痛や腹痛を伴う
- 血を吐く、または黒い吐瀉物がある
- めまいや意識の混濁がある など
このような症状がある場合は、消化器の重大な病気、あるいは脳の病気の可能性もあるため、できるだけお早めに板橋仲宿内科の胃と腸の板橋仲宿内科へご相談ください。
急な吐き気・嘔吐
食中毒
食中毒は、細菌やウイルスに汚染された食品を摂取することで起こります。主な症状は突然の吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などで、原因となる病原体によっては発熱を伴うこともあります。胃腸の粘膜が刺激されることで、嘔吐中枢が活性化され、吐き気や嘔吐が引き起こされます。通常は数日で改善しますが、嘔吐による脱水症状に注意が必要です。
ストレス
強いストレスは自律神経系のバランスを崩し、吐き気や嘔吐を引き起こすことがあります。特に緊張や不安が強い場合に起こりやすく、朝起きた時や重要な場面の前に吐き気を感じることがあります。ストレスにより胃腸の動きが乱れ、消化不良や胃酸の過剰分泌が起こり、それが吐き気の原因となります。
脳の病気(脳卒中)
脳梗塞やくも膜下出血、脳出血など脳卒中を発症した際の症状として、突然の吐き気・嘔吐が挙げられます。これは頭蓋内圧の上昇や脳幹部の刺激によるもので、嘔吐中枢が直接刺激されることで、強い吐き気や嘔吐が引き起こされます。同時に突然の激しい頭痛やめまい、意識障害を伴うこともあり、緊急の対応が必要です。この場合は当院ではなく、脳神経外科の受診や救急車の要請をご検討ください。
長引く吐き気・嘔吐
機能性ディスペプシア
器質的な異常がないにもかかわらず、胃もたれや吐き気などの症状が慢性的に続く機能性疾患です。胃の運動機能障害や知覚過敏が原因と考えられています。食後の不快感や早期満腹感、上腹部痛などが特徴的で、これらに伴って吐き気や嘔吐を引き起こします。ストレスや食生活の乱れが症状を悪化させることがあります。
ヘリコバクター・ピロリ菌
胃に感染する細菌で、慢性胃炎や胃潰瘍の主な原因となります。ピロリ菌感染により胃の粘膜が炎症を起こし(胃炎)、胃酸分泌のバランスが崩れることで腹痛や胃もたれ、吐き気や嘔吐などが生じます。長期感染による胃炎(慢性胃炎・萎縮性胃炎)は、胃がんのリスク因子にもなります。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸の粘膜に傷ができる病気です。主な症状は上腹部痛ですが、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。潰瘍により胃酸が直接粘膜を刺激することで吐き気が生じ、痛みによる反射的な嘔吐が起こることもあります。また、潰瘍からの出血によって黒色便が見られることもあります。
胃炎
胃の粘膜に起きた炎症の総称です。大きく急性と慢性に分けられ、急性では突然の強い吐き気や嘔吐が、慢性胃炎では長期にわたって軽度の吐き気が続くことがあります。胃炎により胃酸の分泌バランスが崩れ、胃の粘膜が刺激されることで吐き気や嘔吐が生じます。また、胃の運動機能の低下も症状の原因となります。
胃ポリープ・胃がん
胃ポリープは通常無症状ですが、大きくなった腫瘍が胃の出口を塞ぐと、食物が胃内に停滞し、吐き気や嘔吐を引き起こすこともあります。胃がんの場合も同様で、初期症状こそ乏しいものの、進行すると吐き気、嘔吐、食欲不振などの症状が現れます。また、がんからの出血による吐血が見られることもあります。